太陽光発電はお得なの?設置することで得られるメリットは売電だけではなかった。

東京都の太陽光発電設置義務化に関する新たな制度や、最近の電気代値上がりなどで騒がれている、太陽光発電。

結局、太陽光発電はお得なの?

そんな悩みを抱えている方へ、昨年末(2022年12月)に実際に太陽光発電を設置した私から、現状でのお得感をお伝えします。

太陽光発電の設置に係る費用

設置費用

設置費用は、家の屋根の形状や設置条件、導入するメーカー、施工業者によって変動はありますが、

新築案件について、 設置年別に見ると、2022年設置の平均値は

26.1万円/kW(既存物件では28.1万円/kW)

となっており、

一般的な住宅で設置される4kW〜5kWでは

104万円〜131万円程度

が見込まれています。

運転維持費

運転維持費については、5kWの設備設置し、20年間の使用を想定した場合、

1.発電量維持や安全性確保の観点から3〜5年ごとに1回程度の定期点検が推奨されており、

1回当たりの定期点検費用の相場は約3.5 万円程度(昨年度のヒアリング調査では約 2.9 万円程度)であることから

平均として20年間で5回の点検を行ったとして、17.5万円。

2.パワーコンディショナー(以下パワコン)については、寿命が10年〜15年間と言われており、

1回の交換で、29.2万円程度が 一般的な相場(昨年度のヒアリング調査では 22.4 万円程度)とされています。

(維持費の上昇の要因として資材価格等の高騰との回答が複数あったようです。)

以上”1”と”2”の合計

17.5万円+29.2万円=46.7万円

年ごとの1kwあたりに換算すると、46.7万円÷5kw÷20年=約4,670円/kW/年

1kwあたり、毎年4,670円程度を

費用として見込んでおく必要があるようです。

経済産業省:「(2023年2月8日)調達価格等算定委員会「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」について」より

太陽光発電の設置効果(メリット)

自家消費電力

現在の電気代の請求方法(九州電力の場合)

基本料金+電力量料金+燃料調整単価+再エネ賦課金

この、支払うべき電気料金を、最初に自家発電した電力を使うことが出来ます。

近年は、電力調達コストの増加や、託送料金の値上げなどにより、基本料金・電力量料金が値上がりしています。

さらには、

  • 燃料費調整制度※1による燃料費調整単価
  • 再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金※2)
    (これから太陽光発電の利用者が増えてきたら、更に値上がりすることも予想されます。)

この、二つの基本料金・電力量料金以外の値段も、一度確認しておくことをお勧めします。

※1 燃料費調整制度

燃料費調整制度は、事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、平成8年1月に導入された。

※2 再生可能エネルギー発電促進賦課金

固定価格買取制度で買い取られる再生可能エネルギー電気の買い取りに要した費用は、電気の使用者から広く集められる再エネ賦課金によってまかなわれます。

再生可能エネルギーで発電された電気は、日々使う電気の一部として供給されているため、再エネ賦課金は、毎月の電気料金とあわせて徴収されています。

売電制度(FIT制度)

余剰電力を売電する場合に、FIT制度の適用が受けられます。

10年間固定価格買取の制度で、再生可能エネルギーで発電した電力を一定期間固定価格で買い取る制度です。

現在(2022年度)の価格は17円/kW。

2023年度は16円/kWが見込まれています。

この価格は11年目からは変更となるので注意が必要です。

太陽光発電のメリットの考え方

太陽光発電を導入することで、【自家消費+売電制度】で【設置費用+維持費】を賄えるとお得となりますね。

  • 値上がりした電気を買う必要が無くなる。=支出の削減
  • 余剰電力の販売。=収入の増加

この、2つを計算し、お得かを判断できます。

結論

我が家の場合

1月のプラス収入:発電440kWの収入 売電259kW(4,398円) 自家消費181kW(5,175円) 計9,573円

ローン返済:123万:123万÷10年÷12ヶ月=10,250円(現金で支払ったので金利0%)

1月は赤字でしたね。

お金面の損得ばかりでは、わかりませんが、今後、蓄電池・V2Hなどの情報も更新していきます。

その他のデメリット(Q&A)

太陽光発電をつけたことによる、デメリットとしてネットで言われていることもご考慮ください。

Q①売電価格が低下している?

A①経済産業省の計算の基になっているため、どうにもなりません。

Q②初期費用が高い

A②ここが、一番大切です。
変んな業者や、メーカーに騙されないように注意してください。

上記の内容を理解していただくと、質問も的確になるのではないかと思います。

その他の注意点

  • 気候・天気によって発電量が左右される
  • 中には詐欺まがいの悪質業者も存在する
  • 設置エリアによっては出力制御の対象になる
  • 近隣トラブルに発展する可能性がある
  • 施工不良によるトラブル

このような点に注意し、太陽光発電の設置を検討していただくと、後悔する事が少なくなるのではないでしょうか。

私は、設置して良かったと思っていますよ。