年代別(型式別)のデータ

日本を代表する乗り物であるスーパーカブ。

スーパーカブの「売り」と言ったら、高性能・高耐久・高燃費などの多くの魅力がありますよね。

今回は全世界に愛されたスーパーカブの燃費について見てみたいと思います。

最新(2022年現在)のスーパーカブ50(AA09型)はカタログ数値でWMTCモード値で105.0km/L(30km/h走行時)となっています。

歴代カブの燃費推移

燃費とは

俗に言う燃費とはガソリンなどの燃料あたりの走行距離をさしています。

例)ガソリン2.0リットルあたりに30km走ったとしたら、30÷2.0=15.0km/l

となります。

簡単な計測方法

まず、燃料タンクを満タンにし、その時の走行距離を記録しておきます。
そのあとは普通に走行し、次回の給油も燃料も満タンにします。

ここで、今回の走行距離から前回の走行距離を引き、前回の給油から今回の給油までの走行距離を計算します。

最後に、計算した走行距離を給油した量で割ることで、燃料あたりの走行距離が計算できます。

エンジン系の転換期

大きな転換期となったのは、2007年。

排ガス規制への対応のためキャブレターエンジンから電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)に変更されています。

環境への配慮と引き換えに、燃費やパワーなどを犠牲にしていることはやむを得ないことなのでしょう。

この変更は、簡単にいいますと、機械的燃料供給から電子的燃料供給に変わったと言うことです。

2000年台前半はまだまだ機械的燃料供給のキャブレターエンジンが多く、

メインジェット(燃料が出る穴の大きさを調整するようなもの)と言う部品によりセッティングをしていました。

このエンジンでは二酸化炭素の排出量を抑える事が難しくなり、電子制御による燃料供給方式に変更せざるを得なくなりました。

電子制御にする事で、車体価格の値上がりと車重増加などを余儀無くされる事となります。

スーパーカブ90が、最後までキャブレターエンジンを積んだモデルとなっているようで、

キャブレターエンジン(機械的なオートバイ)を求めるユーザーから根強い人気を得ているようです。

歴代の主要なスーパーカブ50の燃費と最大出力

排ガス規制などの影響で、年代により燃費や最大出力が変化しています。
古いバイクでも、燃費も最大出力も高い結果(カタログ値)を出しているなど、面白い数値を示しています。

年代型式カタログ燃費最大出力
1958年C100(空冷4ストロークOHV)90km/l4.5ps
1966年C50(空冷4ストロークOHC)90km/l4.8ps
1981年スーパーカブ50DELUXE
(C50エコノパワーエンジン)
CDI点火
105km/l4.5ps
1982年50SDX(通称「赤カブ」)
同上(要調査)
150km/l5.5ps
1983年スーパーカスタム
同上(要調査)
180km/l5.0ps
1983年スーパーカスタム
A-C50
180km/l4.5ps
1999年BA-AA01
(クリーン4)
130km/l4.0ps
2007年JBH-AA01
(PGM-FI)※2
110km/l3.4ps
2012年JBH-AA04110km/l3.7ps
2018年2BH-AA09105km/l3.7ps
※1990年代にCubra(カブラ)が誕生。独自のパーツを開発・販売した。
※2この時期にスーパーカブ90が販売終了となった。

カタログや雑誌などをもとに、まとめてみましたが以上のような結果となりました。

古いバイクでも魅力的なものがありそうですね。

中古車などを検討される際に参考となれば幸いです。
(間違いがあるかもしれませんので、上記の型式などをもとにご確認をお願い致します。)

(補足)スーパーカブの開発

スーパーカブが生まれた1958年。
この頃は2ストロークエンジンが主流でした。

2ストロークエンジンは構造がシンプルであるため、備品数も少なくて済み、軽量化と高出力が可能であると言う長所があります。

一方で、燃費と環境に悪いと言った面もありました。

Hondaも当初は町工場からスタートし、オートバイを作り始めた当初は2ストロークエンジンからスタートしています。

そんような中、Hondaの創業者「本田宗一郎」は4ストロークエンジンの未来を信じ、改良を重ね、スーパーカブを作り上げたのです。

決して2ストロークエンジンが悪いわけでは無く、庶民に浸透するモビリティとして、スーパーカブの開発に取り組んだのではないでしょうか。